今回、『RETHINK 住宅幸福論 Episode1 住まいの幸福を疑え』に、事例の一つとして取材していただきました。

自分が住む場所は、オットや子供と一緒に暮らす場所。
それはとても自然で当然のこと。でも、人生後半、子供との関係も変化していくフェーズではどうなんだろう。自分はこれから先、どう生きていきたいのか。

そんな時に、湘南にも暮らす場所を持つと決めたこと。
どこかマンション一室の賃貸というのではなく、シェアハウスというスタイルを選んだこと。
これは今から思うと、単なる「湘南にクラスという長年の夢の実現」を超えた「自分の生き方を変える」決意の表れだったように思います。

住み方を変えることは、生き方を変えること。
あの時の私は、明らかに自分の生き方を変えようとしていました。
自分は自分で幸せになっていいんだ。これから先の人生、私は自分の幸せは自分で決めていくんだ。

それは、家族との調和を大事にしながら、同時に自分の幸せも譲らずに生きること。

自分の軸が自分の中に立ったら、自然と家族との関係も変化しました。もちろんそれは良い方への変化で、当時浪人中だった息子のことを心から信じて深いところで応援できるようになったのもその一つ。

面白いのは、自分が一番こだわっていた「経済的な自立」が自分の心から自然に離れていったこと。というか、むしろ独りよがりな「経済的自立」を放棄した先に、はるか大きな幸せが見出せるようになったと言うべきかも。

こだわりって大事だけど、実は単なる囚われで、場合によっては自分を狭いところに縛り付けるものにもなってしまうんですね。

LIFULL HOME’S総研の活動コンセプトは「もっと、住むことの自由を。」
このレポートには、これからの生き方、暮らし方、人と住まいの幸せな関係についてのヒントがたくさん詰まってます。
かなり読み応えあります。
以下から全文が読めますが、ご希望であれば冊子も送ってもらえます。
暮らし方についての考えを少し変えるだけで、人はこんなにも自由になれるんですね。
ぜひ一人でも多くの人に読んでもらいたいです。

▼住宅幸福論 Episode1 住まいの幸福を疑え(2018年、LIFULL HOME’S総研)