昨日はアラフィフ女子Aさんとの個人セッション。テーマは、これから後半人生のキャリアをどうするか。これって、結婚・出産で退職するのが普通だった私たち世代の本当に大きなテーマの一つ。子供の成長に合わせてアルバイトから仕事を再開して繋いできたものの、本格的に子供が手離れる今からどうするか。もっと自分を生かしながら充実して生きることはできないか。極めてモヤモヤするのであります。

そんな時に使うのが、i-color受講者に配布する100歳まで運気の流れが読めるタイムサイクル年表(これも統計データから換算されてます)。
これがホントにスゴイ。
この表と自分歴史の棚卸しを照らし合わせると、感覚的にconnecting the dotsしてきたことの「本当の意味」が見えて来るんです。
人って、起こる事実に対して結構勝手に「判断」しているものですが、冷静に客観視して過去の出来事の深意を汲み取れるようになるんです。

10年1サイクルのタイムサイクルのイメージは、10年を1年の四季の流れに当てはめた感じ。1年ごとにその年を意味するテーマがあって、それが次につながって人生の流れを作っていく大きな意味を生み出していく。冬に根をはり、春にタネを蒔き、夏に成長して秋に収穫、そしてまたそれが次のタネになる感じ。

それで、Aさんの過去3サイクル(30年)をタイムサイクル年表を元にしながら一緒に振り返ってみました。すると、全く脈絡なく見えていた出来事が実は大きな意味を持っていたり、注目していなかった事件が大事なターニングポイントだったことに気づくんですよ。私が一番ワクワクするのは、相手の表情が変わるのを見るこの瞬間。さながら花咲か爺さんでお宝を見つける「ここ掘れワンワン」の気分ですw

ちなみに、今年のAさんは実りの秋。収穫物から次に繋がる種を取り出し、次のサイクルに向けた準備を始めるタイミング。ここのテーマは「区切りをつけて次のステージに徐々に移行する」
キャリアに悶々としてどうしようと悩むのも当然で、だからこそしっかり過去を振り返って考えて次の10年に生かされていくような意思決定をすべき時期。
話を進める中で、自分が本当に求める方向はどっちなのか、どのように舵を切るか、そのための最初の行動は何かが自然に見えてきました。
人って、自分の心の声に耳を澄ませて行動していれば、必要な時に必要なものをつかみとることができるんですよね。

ついでに、彼女の話を聞いて印象的だったエピソードを一つ。
お子さんの中学入学に伴ってご自分も仕事再開しようと面接を希望するも、どこも「未経験者お断り」で門前払いだったとき、あんまりにも切なくて担当者にこう聞いたそうです。
「未経験者はお断りと、私はどこにも受け入れてもらえません。でも、誰もが最初は未経験者のはずですよね。仕事をするには新卒でしか可能性はないのでしょうか?」と。折しも面接先は教育現場。仕事は未経験であっても、彼女の子育て経験、海外で暮らした適応力や人間的素養はよほど求められるものだったことでしょう。
しばらくして、その思いを伝えた先から採用の連絡が届いたそうですが、それから7年。彼女は他学校からもオファーが来るほどまでに成長しているとのこと。

そう、人はいつだって、いつからだって新しく始められるし、始めることができる。
昨日は、そのエピソードから、彼女の芯の強さも感じられてさらにワクワクしたのでした。

タイムサイクルについては、このブログでも詳しく書いているのでご興味ある方はどうぞ。

「これからどうしよう」人生の迷子になった時にするべき事