歴史に残る1ヶ月とも言える4月が終わりました。
3月に比べると、状況や方向性、何をすべきかがそれなりに見えてきて、みんなの気持ちも落ち着いてきているように感じます。
振り返ってみて、改めて「激動」でしたよね。
そのタイミングでのみちみち会、テーマは「何から始める?〜自分から始める」。
当初は、映画「I AM〜世界を変える力〜」をみんなで見る〜感想シェアの流れを想定していたのですが、オンライン開催に変更になったので、当日までに各自で映画を観てきていただいてシェアすることにしました。
(なぜこのタイミングでこの映画を見ようと前から計画していたのか。自分でも不思議なくらい、見るにはベストタイミングでした)
この映画は、『ライアー ライアー』『パッチアダムス』などで大成功を収め、大金持ちになった映画監督トム・シャドヤックによるドキュメンタリー。
自転車転倒事故で大怪我を追った彼が奇跡的な回復を遂げた後、自分が死ぬ前に本当に発信したいことは何かを追い求め、科学者、文学者、哲学者、宗教家たちに、
「世界の何が悪いのか」
「世界を良くするために、私たちは何ができるのか」
についてインタビューしていくのです。
人間の本質は競争や支配にあるのか、それとも協力や共感にあるのか、世界を変えるのはどんな力なのか。
その対話を通じて出てくる情報は本当に面白い!の一言で。
・情報の9割を伝達するのは、脳ではなく、実は心臓(ハート)であること。
・心臓の鼓動がとても大きな電磁波を生み出し、周囲へ伝わっていくこと。
・自分と世界は別々のものではなく一つに繋がっているということを、一人でも多くの人が認識して行動していけたら、その小さな行動の積み重ねは大きな変化をもたらすということ。
シンクロニシティや虫の知らせといった不思議な現象が科学的に解説されたり、自分が必要とする以上を求めるものは滅びるという自然界での掟の解説があったり。
ヨーグルトの実験や、影響力の大きな出来事が発生した時の乱数字の並びなど、ここに出てくる情報がどこまで真実なのか、正直わからないところもありましたが、思わず「うーーーむ。。。。」と唸らずにいられないことばかりでした。
アインシュタインは、「新しい思考抜きに人類は生き延びられない」と言ったそうです。
そうだとしたら、映画の情報の真偽を問うことにフォーカスするのではなく、自分はこれから何を選択していくのか、何をするのかを丁寧に考えることに尽きるな、と。
最後のまとめとしては、自分から始められる小さな行動をアウトプットしました。
ささやかだけれど、自分のあり方が世界の変化に繋がっていく、そんな自分らしい一歩が挙げられました。
参加者のお一人から「映画を観て、それが観賞で終わることなく、形や行動になっていくっていいな」という感想もありました。
また、複数のメンバーから「聴いてもらう体験を増やす」という言葉が同時に上がりました。
私も全く同じことを感じたのですが、今だからこそ、心の内をつらつらと話し、それをただ受け止めてもらうことの豊かさを感じました。
そしてこれを発端に、5月から新しいセッションも始まることになりましたよ。
(このことについてはまた改めて)