2020年。
今年は東京オリンピック!!と思っていた矢先に世界中がコロナで一変し、
わたしたち一人一人に、改めて自分は何を大事にしていくのかが突きつけられた一年となりました。
そんな今年を振り返って、個人的ではありますが、2020年の気づきを10個選んでみました。
ちなみにこの気づきは、今年の5月からつけているミーニングノートを見返してまとめたものです。
*ミーニングノート とは
https://vision9uest.com/200729-letter/
1、聴く〜聴いてもらうことで、安心感は育まれる
私が主催している傾聴の会(通称:みちみち会)の場では、「聴く」と「聴いてもらう」の両方を行いますが、自分に対する安心感は、人と心で真剣に関わり合いながらコミュニケーションを交わすことで生まれるんだなと実感しています。
自分の気持ちは自分だけで掴むことはなかなか難しい。
だからこそ、自分の話を鏡のように返してもらえることで、自分の気持ちに改めて気づくことができる。
そして自分を客観的に見ることができれば、行動を選べる様になる。
これが大事なんですね。
2、人生は不要不急
ロックダウン中のこと。
養老孟司さんの
『人生は本来,不要不急ではないか。ついそう考えてしまう。老いるとはそういうことなのかもしれない』という言葉を読んで少なからず衝撃を受けました。
89歳の母も、いろいろ頑張っている22歳の孫に対して
「そんなに頑張らなくてもいいんだ。ちゃらんぽらんだって、案外生きていけるんだから」と言っています。
両方とも、通じるものを感じます。
生きる中で大事にすることって、本当はとてもシンプルなことに集約される。
そう思い始めています。
3、細胞がビビビと震えることには迷わず前進すべし
過去を振り返ると、大きな決断であればあるほど自分の『ビビビ』を信じてきた気がします。
今回は、海沿いの道を走るオープンカーを見て一目惚れし、しばらく悩んだものの購入を決めました。
すると、車を買ったディーラーさんと別の新たな繋がりが生まれるなど、面白い展開にもつながりました。
やっぱりワクワク=第六感なんだと思います。
ちなみに、普段から自分の好きなもの(自分にとっての『本物』)に囲まれていることが『ビビビ力』を高める秘訣なのではないかと。
4、祈りは双方向
私たちは、亡くなった人から願いを託され、祈られていると聞いたことがあります。
私は、亡くなった父からメッセージを感じることが多いです。
例えば、今年のお盆のこと。
お墓参りに行くために予定をやりくりして出発したのに近所でエンジントラブルが発生して帰宅する羽目に。
結果、思いがけずゆっくりできたのは、「休みなさい」という父からのメッセージ(祈り)だったと受け止めています。
また、実家を片付けていたら現金が残ったままのお香典袋が押入れから出てきて、母が以前から欲しがっていた仏具を買えることになったり。
全てつながっている私たちだからこそ、祈りも双方向なんですよね。
5、未来の自分にふさわしいものにお金を使う
買い物をするなら今の自分が買えるものではなく未来の自分にフィットするものを買いなさいと、複数の方から続け様に言われまして。
でもそうやって選ぶと、『少し良いもの』を選ぶことになっちゃうんです。
なので、モノによっては「いいのかな?」と不安になることもあります。
でも、振り返ってみると、これまでたくさん無駄遣いしてきたけどなんとかなってるし、案外大丈夫なんでしょう。
それより、未来の自分をイメージし、ビジョンを明確にすることの方が大事ということみたいです。
6、心を透明な窓にして、風や声や音を通り過ぎさせる
これもコロナロックダウン中に参加した、綿本彰さんのオンラインヨガで聞いた言葉。
瞑想や傾聴では、心を空っぽにすることが大事と言われますが、意識すると余計できなくなったりします。
それより、風が入っては出ていく窓をイメージするって、わかりやすくていいなーって思いました。
7、疲れていてもやってしまうことは自分にとって大事なこと
とても忙しい時期に、娘が食べたいと言うから手のかかるラザニアを作ったり、母の好物のぶどうパンを焼こうとして、ぶどうを入れ忘れて落ち込んだり。(苦笑)
疲れているならやらなくてもいいのに、でもそれはやってあげているのではなく、やっぱりそうしてあげることが自分にとって大事なことだから。
その気持ちに気づいたら、自分への温かい気持ちもこみ上げてきたんです。
行為の向こうにある気持ちに気づくって大事。
8、「自分はこういう人だ」という枠や箱を出る時、人の変容は起こる
人って、思い込みで動くことがありますよね。
私も、しょっちゅうです。
でもその思い込みが100%正しいかというと、そんなことはありません。(断言)
i-color Vision Quest講座では統計心理学のi-colorを壁打ちツールとして使いながら自分を客観的に見ていくのですが、「自分はこういう人間だ」という囚われを一旦解体することで、人は改めて自分の本質につながり始めます。
4回の講座を通じて人が驚くほど軽やかになっていく様子を見るたびに、人は可能性に満ちていると感じます。
9、「生きる」の最終章にどう向き合うか
ここについては、まだ答えは出ていません。
でも、母の人生の最終章に寄り添う中で、自分のできること、できないこと、やりたいことを区別しておくことが大事だって思うようになりました。
そして、自分が母にしてあげたいことと母が私にやって欲しいことは必ずしも一致しない。このことを自覚しておくことも大事に思っています。
10、起こることはすべて良いこと
ノートの中には、この言葉が何度も繰り返し書かれていました。
コロナも含めて、不安を感じる瞬間が多かったのかもしれないです。
でも、起こることの良し悪しを決めているのは自分。
もっと言うと、良し悪しは自分の都合なんですよね。
全ては変化していくし、人生もプロセスであってそのプロセスを味わうのが人生の醍醐味だとしたら、変化や失敗を恐れている場合じゃないんですよね。
人は失敗を恐れるけれど、起こることが起こるだけでそれが失敗かどうかは誰にもわからないし。
そして、もしかしたらどんな出来事も、将来何かの「祝福」につながるのかもしれない。
その気持ちを持ちながら目の前のことに集中することが大事なんだと思います。
2021年もこの言葉をマントラの様に唱えながらプロセスを味わっていきたいと思っています。
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いかがでしたでしょうか??
歴史に起こる出来事に満ちていた2020年、みなさんもまとめておくと面白いですよ。
当たり前だけどみんな違うはずだし。
改めて、今年も本当にお世話になりました。
私に繋がるみなさん一人一人の存在にどれだけ癒されてきたことか。
本当にありがとうの気持ちでいっぱいです。
来年もよろしくお願いします。
良いお年を。