拡大家族旅行・壱岐滞在でのハイライトの一つは、元島民リンさんが開いてくれた”ふるまいおむすび”。

リンさんは、以前、910のリトリートステイ(多拠点生活者向け滞在スタイル)で、東京との2拠点をされていた方。

人生折り返しのタイミングで半生を振り返りたい、とのことでした。

彼女は910にいる時は、自分の半生を振り返ってノートに綴り、お掃除したり近所を散策しては夕方から夕食を丁寧に作り早く寝る、という暮らしをブレずに続けていました。

半年を経て退去を決めた時、りんさんは、

「自分がこれまでどれだけたくさんの人にお世話になってきたかがよくわかった。これからは、自分が受けた感謝を人にお返ししていく人生を送りたい」

と言ったんです。

その言葉には、かなりの重みがありました。

そのリンさんがたどり着いたのが壱岐での暮らしと、新月から満月までの感性が豊かに高まる時期に、土鍋で炊きたての白米と純度の高い塩でむすんだおむすびをふるまうこと。

あれから5年近くが経ち、ようやく壱岐で再会できることになったので、今回はその「ふるまいおむすび」をお願いしたんです。

3種類のお塩で3つの塩むすび。

新月の晩に、壱岐の清石浜で汲み上げた海水を煮詰めたという純度100%の新月の塩は優しくて、静かに口の中に広がっていくようでした。

手渡されたおむすびを食べながらいろんな思い出が一緒に蘇ってきて、心がじわじわと感動で満ちていきました。

大切なことを、大切な人に、大切なまんまに手渡していく。

その全てが「ふるまいおむすび」に凝縮してて、動作の全てが美しくて、おむすびをむすぶ、手渡す、いただく、という中に込められた想いが、シンプルなだけにそのまま感じられました。

大切なことを、大切な人に、大切なままに手渡す。

私にとって大切なのは、人とのつながり、なんですが。

”自分”も含まれる「人とのつながり」を、今一度大切に、丁寧にしていこうって。

そんな自分の軸に戻ることができた「ふるまいおむすび」の時間でした。

壱岐は神様の島って言うけれど、自分の命に触れるような時間がたくさんありました。

リンさんの「ふるまいおむすび」はこちらから。

https://lakudahotel.me/bekkan/

壱岐に行かれる際は、ぜひ。

新月〜満月のタイミングが合えば、誰でもお願いできるはず。