これからどうしよう・・・・。

どんな人でも、この“迷子”のような状態になったことが一度くらいはあるんじゃないでしょうか。

実は、この“これからどうしよう”の先にある“わたしのあり方”を見出す場に、、、と始めたのがVision Questの活動。
そしてこのVision Quest活動が、この4月で10周年を迎えました!!

ぱちぱちぱちぱち!我ながらエライ!
(というか、まさかこんなに続いていくとは、当時の私は全く思いもしていなかったー!!)

コトの始まりは、当時勤めていた会社で、30歳前後の女子たちの悩み多き姿に日々触れ続け、これは何かしてあげたい!と心が動いたこと。
そして考えたのは、一歩先を歩く先輩女性たちから体験談を聞きつつ、直接交流する機会を作ること。
同時に、同じ状況の女子たちとも体験を分かち合いながら、自分らしいあり方を見出す場の企画、でした。

当時、私は47歳。
30歳も人生に迷う時ですが、私も50歳という節目を前にして人生の大きな変わり時だったように思います。

その後、自分自身も環境も変化していく中で、企画の対象や内容もバラエティ豊かに変化し続けましたが、ずっと変わらず中心にあったのは、
「それって、アリなんだ!」
「そういう展開もあるんだね!」
と、自分の視野の狭さに気づき、違いや変化を面白がり、
自分が“当たり前”と捉えている枠から一歩外に踏み出すこと。
つまり、思い込みを外すこと。

面白かったな、と今でも思うのは、異例の夫婦イベントと言われたAV監督二村ヒトシさんとの対談企画かな。

一時は離婚寸前の状態にも陥った私たちでしたが、
「あの時本当は何を考えていたのか、何があったのかを、二村さんを対談相手として夫婦それぞれがあるがままを話す」という企画。

「わたし、あのとき離婚を考えていたの」と夫に伝えてみたら・・・」

心の中の葛藤をそのまま世の中に出すことって、人はあんまりしないですよね。
でも、こんな展開もありなんだ!ということをリアルに感じてもらうために、あえて「出す」ことが大事なのではないかと思ったんですよね。

東京で母で妻で主婦の私が、湘南のシェアハウスに入居して2拠点生活を始めるというのも、「シェアハウスって選択肢もありじゃない?」という友人の一言がきっかけでした。

人は、無自覚のうちに「こんなことはあり得ない」という見方をしているけれど、自分自身とつながっていく中で、「なんだってありなんだ」と違う道が拓かれていく、そして変化がどんどん起きていくんですよね。

この10年は、自分が何かをすることが人の可能性を拓いていき、その人の変化を元にして自分の可能性がさらに拓かれていくという体験の連続でした。

やっぱり、人は、人との関わり合いの中でこそ可能性が拓かれていくんだと、心から思います。

多様な人と関わること。
ちゃんと話を聴くこと。
自分の中にある思いを外に出し、分かちあい、つながること。

そのプロセスの中で、自分は自分に気づき、知らず知らずのうちに持っていた囚われから自由になっていく。

改めて、これから私の後半人生をかけるVision Questの活動について。

人生の大きな変化の時に、安心して関わり合える場。
人が「自分」に気づき、より「じぶん」になっていく場。
仲間と共に創り上げるVision Questという「場」で、一人ひとりの可能性を共に喜び合う。

そんな人生の可能性を拓く「場」を創っていきたいと思っています。

*Vision Questのコミュニティは、シェアハウス#910住人&元住人、i-color Vision Quest講座受講生&修了生、傾聴の学び舎 継続参加メンバーで構成されています。
ご興味ある方、是非一度Vision Questの活動にご参加ください。
お待ちしています。

10年前の5月4日、江ノ島のシェアハウスに入居した初日の夕陽を当時高校1年生だった娘と眺めた時のもの。 叫び出したいくらい、嬉しかった。