先週末2月27日快晴の日曜、東京マラソンを走ってきました。
終始笑ってみんなの応援に一つ一つ応えながら笑顔で機嫌良く、ほぼイーブンペースで走り終える事が出来ました。
タイムは4時間34分と言う、自分としては中途半端で凡庸なものではありましたが、トータルで自分らしいレースができたと満足です。
さすがに最後は苦しかったですが「楽しみながらも苦しむ」というアンビバレントな感情を味わう中での皆様からの応援は本当に嬉しく、走れている一瞬一瞬でこの10年を時々振り返りながら走りました。
正直、あっという間の4時間半でした。
思い返せば、根っからの文科系で運動とは縁遠かった私がランニングにチャレンジしたのは10年前の39歳を迎える年のこと。
子育てに一生懸命だった30代が終わろうとしていて、40代はもっと自分のやりたい事に向かいたいと、自分へのコミットの意味も込めて思いついたのがフルマラソン完走。
その当時の自分には到底不可能と思われる、想像もつかない何かに挑戦してみようと思ったんですね。
当時設立2年目だったアミノバリューランニングクラブに偶然入会することが出来、素晴らしい仲間とコーチに恵まれたことで自分の新しい側面を発見し、いつの間にかウルトラマラソンにチャレンジしてみたり、さらなる仲間に恵まれてトライアスロン〜アイアンマンまでチャレンジを続け、気がついたら10年が経過。
人はいつだって新しく始める事が出来るし、人生は可能性に満ちていると言うVision Quest のコンセプトやモットーの通り、ランニングは私にとってのVision Questの一つの象徴かもしれません。
この10年、いろいろあっても愚直に前へ向かって走り続ける事を通じ、多少の事では動じず笑い飛ばせるメンタリティを以前より身につけたのではないかと思っています。
今回の大会に向けてのトレーニングはこれまでになく中途半端なものだったのですが、出来なかった事に意識を向けるのではなく、そんな中でも出来た事、やったこと、そしてこの10年で得た事、改めてその存在に感謝している家族、友人、仲間・・・そんな全てを想って感謝しながら42キロの行程でした。
沿道の声援はすべて自分に向けられていると勝手に拡大解釈しつつw、偶然目が合った応援の方からの「いいペース!」という声援に「うん!ありがとう!」と応えたり、「疲れたと思うのは気のせい♡」と書かれたプラカードに「だよね!気のせいに違いない!w」と応えたりして、瞬間瞬間の受けと投げをも楽しみましたw
応援があるのがわかっている時はそこを目指して走るので、予定通りの再会が嬉しくて当然元気が上がりますが、思いがけないポイントで頂ける知り合いからの声援もまた嬉しかったですね。
マラソンと同じく、人生って、自分の身近にいる人からの応援やサポートを受けながら、その時々にご縁のある方達から応援を頂いて、そして、その場にはいなくても、気持ちの中でいつも応援してくれている人も沢山いるものなんですね。
自分はたくさんの人に応援されているのだと自分を受け入れる事で、元気に前進していけるものだなーと改めて思える時間でした。
間もなく訪れようとしている50代に向けて、さらに自由に、もっと心を開いてどんな事も楽んでいきたいと改めて感じた日。
本当に応援くださった皆様ありがとうございました。