今年は、拡大家族の仲間とたくさん旅をしています。

*Vision Questの拡大家族とは、シェアハウス#910の現島民・元島民、i-color Vision Quest本講座修了生たち、傾聴の学び舎(みちみち会・聴く力道場)に定期参加している人たちのことを言います。

この8月には、地域おこし協力隊として長野県原村に移住した910元島民から紹介された「原村マグナロンガ2023」という企画に参加してきました。

これは、緑あふれる森の小径を歩き、ポイントポイントで出される美味しいお食事を食べたり飲んだりしながら、のんびり時間をかけて原村の人と空気と景色を楽しむウォーキングイベント。
拡大家族の仲間12人で行ってきましたが、本当に素晴らしい企画でした!

ミントのグラニテをいただいてから歩き始め、
木漏れ日の中を歩いて少し疲れが出てきたころに前菜の盛り合わせ、
森の小径をどんどん歩いた先の芝生でサラダとメインのイタリアン、
最後はチーズケーキのデザート。

味覚はもちろん、触覚、視覚、嗅覚、聴覚という五感すべてが満たされ、身も心もしっかりリフレッシュ…..

ちなみに、私たちVQ拡大家族で行く旅は、何らかの企画を中心にしながらも滞在先や滞在時間が自由なのがいつものスタイルなんですね。

今回も前泊から村に入った人、後泊する人、日帰りの人…
歩くペースも一緒に歩く相手も自由で気ままな感じが、ゆるくて楽ちんでした。

とは言え。

Vision Quest拡大家族の旅は、“ゆるい”だけじゃないんです。
“深い”時間もあるんです。

今回は、夕食後に、部屋に集まってポエタロ遊びをしまして。
*「ポエタロ」(ポエムタロットカード)は、
自分を見つめるためのヒントとなるような「いのちの車輪をまわす言葉」が散りばめられているカード。

順番の人は、引いたカードの絵と言葉を味わいながら感じ取ったことをつれづれに話すのですが、
この「話す」と「聴く」の対話の時間も、私たちはとても大切にしているんです。

おしゃべりしながらたくさん情報交換する時間も楽しいけれど、
カードから感じ取ったことをただ話す時って、その人に頑張る感じがなくて、とても素直なんです。

とても純粋なものに触れていると感じるし、
その人の見え方が多様で豊かになる瞬間でもあって、
丸ごと全部を大事にしたいなと思います。

私だけでなく、他のみんなもその人のことをとても大事にしている感じが全体から伝わってきて、
そのあったかさがとても心地良くて。

おもてに現れていることを判断しながら聞くのではなく、
その奥の深いところにある何かをそのまま大切なものとして感じながら「聴く」。

それは、みんなで焚き火を囲みながらほっとしている時の雰囲気にも似ています。
自己肯定感はそんな雰囲気の中で育まれていくんだと思います。

ちなみに今回部屋に集まったのは5人。
早めに寝る人もいれば、資格試験のために勉強をちょっとするという人もいて、
自分が大事にすることを、それぞれがおもいおもいに選んでいるのも良かったなぁ、と。

私たちが作っているVision Questの拡大家族には安心があると良く言われますが、
それは”ゆるさ”と”深さ”の両方があるからだと思っています。


“ゆるさ”と”深さ”とは、いつ、誰が、どんな風にいても良いと相手を丸ごと受け入れていること。
お互いがお互いの存在を認め合い、関係性の中に信頼があること。
 
それは、対話の中に「話す」と「聴く」の両方があることで養われていると思っています。

i-colorを使った学びを通じて、価値観の多様性を自覚している人が多いこともあるかもですね。

みなさんの周りの人間関係には、「ゆるさ」と「深さ」はありますか?
それは、どれくらいの量ですか?
どんなバランスですか??

何か気づいたことがあったら、ぜひ教えてください。