みちみち会(傾聴をベースにしたセルフコーチングの場)に継続参加されているMさんからの投稿です。

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今日、わたしが患者さんのご家族からいただいた言葉です。

この言葉を受け取ったときに、フッと浮かんだのが、「聴く力道場」でした。あの日に感じた、話し手との一体感やただそこにいるだけの安心感、が浮かんできました。

午前に訪問に行って、体調が悪そうだったので午後にもう一度訪問しようかという話しに同僚となり、わたしに時間があったので、再訪問することになりました。

「なにもできなくてもいいから、ただ来てくれて、そばにいて聴診器をあててくれるだけで安心するんです」

資格はあっても、医師の指示のもとでしか動けない看護師。病院とは違いおうちへの訪問なので、なにかあっても、できることは本当に少ないんです。

でも、今日は、不安な時って、誰かがそばにいて、ただただ話を聞いてくれたり、時には話さない時間を共有する、そんなあたたかい空気感がすごく大切なんだろうなぁというのを改めて感じました。いつも看護師2人体制でいくので、実はママと2人っきりで話すのは初めてだったのですが、いろんな出来事や気持ちを伺うことができ、ママが紡ぐ言葉をひとつずつ丁寧に受け取っていく感覚で聴いていました。

最後にその言葉をもらって、わたしはただそこにいることしかできなかった、って思ったのですが、お互いにとってとても有意義なあたたかい時間だったなとと感じたので、シェアしました。

数日前にこの投稿して、ここのさんや他の方からのコメントをいただき、今までにもこういう事って何度も遭遇しているし、「一緒にいてくれて安心しました。」って言われたことは何度もありました。

でも、素直に受け取れなかったこととその時は自分にできることってたくさんあると思っていたような気がします。

だから、今、今までと違う分野で働き、なにもできないと感じているわたしにじわじわ染み込んできた、そんな風にも感じています。いつもいろんなことを教えてくれる、周りの人たちに感謝しかありません。