みちみち会(傾聴をベースにしたセルフコーチングの場)に継続参加されているMさんが、聴く力道場に参加した感想をレポートしてくれました。

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去年8月の0期に参加しているので、2回目の道場でした。
初参加ではなかったので、去年と今の自分がなにが変わったかなぁも感じてみようと思いながら、その場にいました。


アキラさんのホラガイで場への挨拶を終え、少々の講義の時間。
「聞く」「聴く」「訊く」の違いを知識としてインプットしました。
ここでのここのさんの「例」が本当に分かりやすくて。
相手が昔のことを言う。
「あの時、あなたって〇〇だったよね」
ここで、訊くを取り入れた時、問いかけの仕方によって、「聞く」のか「聴く」のか変わっていきます。


・どうしてそういうこと言うの?(聞く)
・今、どんな風に感じているのか?(聴く)→ここから、相手の”今”に寄り添っていくことができるのです。


聞くの問いかけをすると、反応したり、判断したりすることになりますが、
聴くの問いかけをすると、そこから新たな発見ができるかもしれないって言うことをしりました。
これはわたしが、過去のことを言われた時に、反応しまくっているから、ここのさんのこの例にビビビと反応してしまいました。


もし、この「聴く」の問いかけができたら、相手のことを勝手に判断しないで、”今”の気持ちを知ることができるなぁと思います。


身体ワークをしている途中で、突然の雷雨!!!!!!
お互いの体をマッサージしている途中での出来事。


ここでも、「聴く」時に外部環境って大事だね、ということも学びました。
雷雨に反応しまくってしまう、わたしがいて。
ただ、反応しているな!と気づけているわたしもいました。


雨はすぐにあがり、一段と緑が濃く綺麗になっているのも感じながら、いつも全てがグッドタイミング!で起こるを実感。
ペア傾聴の時間は雨上がりのちょっとしっとり感を感じながら、外でいい景色をみながら、デートのように椅子を並べて聴き合うを体感。


今回のテーマは、ポジティブな感情の話とネガティブな感情の話を両方しました。
お互いポジティブな感情の話は、すぐに話す内容も見つかり、ペラペラ喋っていけるのですが、
やっぱりネガティブな感情の話は、「なにを話そうか?」を考えるところから始まりました。
ネガティブな話ってやっぱり聴いてくれる人を選ぶんですよね。


相手を信頼する、この人にだったら安心して話ができる。


それは相手を信用することもそうですが、自分が自分の言葉を聞かないといけないので、自分への信頼にも繋がるのかなぁと感じました。
ネガティブな感情は蓋をしちゃいがちです。本当は自分が聴きたくないから。
コミュニケーションは一方通行ではなく、相手がいるからこそ成り立つもの。
言葉だけでなく、ノンバーバルコミュニケーションだったり、その場の雰囲気や肌感、環境もとっても大事。


ただそこにいるだけ。


わたしが看護師として患者さんとの関わりで大事にしてきたことと同じだなぁと感じました。
ただそこにいて、話を「うんうん」と聴く。言葉がなくても手や痛いところをただ触る。


今回は「聴く力道場」なので、話をして話を聴くをお互いにしましたが、じぶんを相手をお互いに信頼するってそういうことなのだと思います。
道場の最後の感想でも話をしましたが、この1年でじぶんのことを話すがの上手になったな、感じました。


相手が必ず聴いてくれるという安心感、場の安心感が大きいと思います。


もちろん、わたし自身も全力で相手の話を聴く準備ができているからであり、相手も受け取ってくれるという確信があるからです。
でも、わたし自身がわたしを信じられるようになったことも大きいような気がしています。


じぶんの言葉を受け止められる、じぶんの言葉を否定せずに聴くことができる。
そうか、そんなネガティブなわたしなんだね。って受け止めてあげられる。
そう感じています。


日常生活でなかなか「聴いてもらう」経験って少ないと思いますが、みちみち会や聴く力道場に参加することで、じぶん発信の「聴く」の訓練ができます。


聴くはどこまでも「深い」です。