世の中的には「あってはならない」ことも、現実として起こってしまう。
そういうことがたくさんあります。
例えば相手を傷つける、不快にさせる、とか。

#910は、関わり方の土台を「拡大家族」とするシェアハウス。
血縁のあるなしに関わらず、相手の存在をまるごと認め受け入れ合う姿勢を大事にしています。

一緒に暮らしている中では、楽しいことだけではなく、不快なことも起こります。
「いろんなことが起こって良い」ことを前提にしているから、そりゃ当然です。

でもね。
本当の家族なら、できれば言いたくない様なことも、ちゃんと言うことが大事だと思うんです。
それは、言いたいことなら何を言っても良い、ということとは違います。
自分を大事にして、だからこそ、相手のことも大事にする中で、
自分の中にある本当の気持ちを言い合える、そういう関係にあることだと思うんです。
自分を大事にするからこそ、苦しくて逃げたい時にも逃げない、そういう腹決めも必要です。

その中で生まれてくるものが本当の信頼じゃないかと思うんです。
それは、血縁のある家族だと難しかったりすることも、血縁に縛られていない拡大家族という間柄だからこそ取り組めるテーマかもしれないです。

写真は、ある雨の日の、910の2階デッキの光景。
家の中のグリーンたちを誰かがデッキに出してくれたようで、昼間はさわさわとした雨のシャワーを浴びていました。
気がついたら、夜にはまたいつもの定位置に戻っていました。

見えないところで、誰かが何かを気にかけている。

何があっても、どんなことが起こってもいいじゃないか。
見えなくても、もしかしたら今は感じられなくても、そこには愛と信頼があるのだから。

今日から4月ですね。
終わりと始まり、別れと出会いが交差する”あわい”の中で、いろんな感情を全部味わっていきたいと思います♪